「重複コンテンツ」のNG例から知る「ECサイト多店舗展開の落とし穴」

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 「重複コンテンツ」、「ミラーサイト」はNG!最近こんな事をよく耳にするようになりましたね。これはGoogleが導入した同じ情報を載せたページ(またはサイト)の評価を落とす「パンダアルゴリズム」という仕組みを導入したからです。ミラーサイトでNG判定(ToT)/ペナルティにならなたいめのSEOとは?で「ミラーサイトの重複コンテンツ」については、ご説明いたしましたが、今回は「実際にどんな例があるの?」というお問い合わせが多かったのでもう一度しっかり解説いたします。

 

多店舗展開にはこんなリスクがあります。「重複コンテンツ」ってどういう意味?

 「重複コンテンツ?」、「ミラーサイト?」によって起こる「パンダアップデート」。。。SEOの言葉って難しい言葉が多いですよね。。。具体的に言うと、、、コーヒー豆を販売するインターネット上のお店(ECサイト)があるとします。このお店は、

 1)楽天、2)amazon、3)Yahoo!ショッピング、4)自社サイト

の、4つのECサービスにお店を持っているとイメージしてください。( ※店舗に例えると、埼玉支店、千葉支店…のような感じのイメージです。)

 この4つのお店それぞれで、ブレンドコーヒーの「A」という商品の説明文を記載する場合を考えてみましょう。

 

<各店舗での説明文の例>

  • 楽天のお店:「濃厚でコクがありコーヒーを注いだ瞬間に香りが広がる」
  • amazon店:「濃厚でコクがありコーヒーを注いだ瞬間に香りが広がる」
  • Y!Shop店:「濃厚でコクがありコーヒーを注いだ瞬間に香りが広がる」
  • 自社サイト:「濃厚でコクがありコーヒーを注いだ瞬間に香りが広がる」

 

 すべて一緒。。。。ぜ~~~んぶの同じ説明文をすべての店舗で使いまわしちゃっていますね。それがいわゆる【重複コンテンツ】いう状態の事を指します。

 

重複しているとどうしてダメなの?順位がどうして下がってしまうの?

 Googleは、以前から「インターネット上に同じ(または似ている)説明文がある場合は評価(上位表示)しないよ!」と言っていました。

 さらに先日Google社のJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が 「よくECサイトでメーカーが提供している説明文をそのまま使ってるけど、それも重複コンテンツだから上位表示しないよ!」と発言しました。

 例えばユーザーが「抱き枕 通販」というキーワードで検索をした時、検索結果に表示されたサイトどれもが、製造メーカーの配布した説明文ばかり使っていたら「全部一緒だよ(><)。。。Googleって使えね~」って思われてしまいますよね。

 そこでGoogleは、「メーカーの説明文+オリジナルの情報」を掲載しているサイトを上位表示させるようにしたのです。逆に「商品名だけ」、「メーカーの説明文だけ」、「他のサイトから持ってきたコピペ文」は、オリジナルサイト以外(=大抵は製造メーカーなどがオリジナルとみなされます)は、そのサイトを低く評価するようにして結果、順位を下げる仕組みとしました。

 これが「パンダアップデート」の仕組みです。

 Googleは「Web上に同じ説明文(コンテンツ)が2つあったらどちらか1つだけ検索結果に表示すればいい」と考えています。サイト訪問者の立場から考えれば、すごく自然で当然だと言えますね。

 

Googleが評価するオリジナルコンテンツを載せたECサイトとは?

 じゃあGoogleはどんな事が載っているサイトを評価するの?というと、それはズバリ「Web上に2つと無い情報」を非常に高く評価します。例えば、

 

  • 店長が実際に使ってみた感想(よい点、イマイチな点)やお勧めの使い方などのレコメンド。
  • こんな人にお勧め!こんな時にオススメ!などメーカー説明文の補足。
  • メーカー提供ではない独自で撮影したオリジナルの写真や動画の掲載。
  • 実際に購入したお客様が使った口コミ、感想などのレビュー情報。
  • より詳しい情報が載っているサイトの紹介など。

 

 店長が実際に使っている所を撮影した動画などは、ユーザーに対して非常に説得力があって、購入してくれる人の割合も多くなる(=成約率のアップ)と考えられます。

 「動画なんて大変だよ~」とおっしゃるのももっともとだと思いますが、商品登録する時にほんの5分でもよいので、オリジナルのコンテンツ(情報)を載せていく事が今後は必須となりますし、何より他の競合サイトとの差別化(=唯一無二の資産)となりますので、ぜひ明日から実行してみてください。

 

「重複コンテンツ」はNG!のチェックポイント

  1. メーカーから提供される説明文をそのまま使うのはNG。
  2. Wikipediaや他辞書サイトからの引用もNG。
  3. ドメインが違う自社サイト(及び他社サイトも含む)の重複もNG。

 

 ご注意あれ!

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