中期経営計画だけじゃ終わらない!目標が達成する短期経営計画の作り方

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いまや経営計画と言ったら3年~5年の中期経営計画が一般的なものになっていますよね。計画を立てる優先順位では中期経営計画がまず初めですし、短期経営計画より先になります。

しかし、短期経営計画は目標を確実に達成する上で非常に重要な計画になります。大抵の企業では3年~5年の中期経営計画を作成して方針を決定して、そこで計画作りが終わってしまいます。しかし、単年度ごとにその中期計画を実行しなければ、目標達成はまず実現できません。

中期経営計画を策定したら、それを踏まえてより具体的な1年間の短期経営計画を立てましょう。今回は単年度ことに立てる短期経営計画の作り方をご紹介いたします。

▼今回の目次です

  1. はっきり言って社長の唯一の仕事は経営計画の策定です!
  2. 経営計画の目標を達成して資金調達に成功しよう
  3. お待たせしました 短期経営計画の立て方です

 

はっきり言って社長の唯一の仕事は経営計画の策定です!

中小企業の経営者からは「経営計画を作るのは時間がかかるし、面倒だ」とか、「経営計画を立てたからって、どうせその通りにはいかない」などといった意見をよく聞きます。
会社を成長させる、あるいは継続発展するためにも、どのような事業方針にするかを決め、その方向性を経営計画として社員や銀行に指し示すことが必要になります。それにより、社員には目標とそれを達成するために何をしたらよいかが分かりやすくなり、社員のやる気も湧き出るのではないでしょうか。

経営計画の策定は、会社の将来を決めるといっても過言ではないほど重要な仕事です。社長の仕事の優先順位では最優先と言っても良いかもしれません。専門家のアドバイスを聞きながら、社長自らが自分のあたまで考え、考え抜いて経営計画を作ることが必要です。15481577722_93104712b6

photo credit: NC Speech 12 via photopin (license)

経営計画の目標を達成して資金調達に成功しよう

以前、中小企業庁が銀行に対して行ったアンケート「企業金融環境実態調査」では、債務超過企業に対する対応として次のような結果が出ています。

【債務超過であって、銀行から思い通りに貸してもらえなかった企業の割合】
「計画の具体性が高い企業」・・・・42.2%
「計画の具体性が低い企業」・・・・52.0%
資料:中小企業庁「企業金融環境実態調査」(2003年12月)

計画の具体性が高い、すなわち経営計画がしっかりと立てられている企業は、経営計画が立てられていない企業より金融機関から思い通りの融資が受けられていることが分かります。

また、数値目標のあるなしと、その達成状況とを比較した調査結果も興味深いです。
【具体的な数値目標の有無とその達成状況】
経営計画において、「すべての項目に具体的な数値がある」企業では、「ほとんど達成できている」「ある程度達成できている」とする割合が82.0%。これに対し「具体的な数値はほとんど無い」企業では62.7%にとどまっています。
つまり、経営計画の具体性が高い企業ほどその掲げた目標を達成できている割合も高くなっているといえます。

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photo credit: Hammer365: 192/173 Fifteen Week Challenge via photopin (license)

お待たせしました 短期経営計画の立て方です

短期経営計画は、中長期経営計画を踏まえた、1年間(単年度)で行うべき具体的な行動計画のことです。そして、これを落とし込んでしっかりと数値化したものがいわゆる「予算」です。

プロセス1 利益計画を立てる

来年度などの短期経営計画を作るときには、次のポイントを順に検討していきます。そして、試算しながら徐々に組み立てていきます。このうち適正な利益を獲得する計画が利益計画になります。

<ポイント>

①来期の目標経常利益をいくらに設定するか?
②売上高はどう伸びるか?来期の売上高をいくらに設定するか? 
③来期の粗利益率はどれだけ確保できるか?

売上の目標だけでなく、仕入価格の原価交渉など、今期より限界利益率を高めることが可能かも検討する必要があります。次に、人件費について検討を進めていきます。

④来期の社員の給与・賞与をどうするのか? 
⑤来期の社員(役員を含む)数を何人とするのか?

売上が伸びた場合、必要な社員をどのように確保するのかとか、パートやアルバイトで対応可能なのかといったこともこの段階で検討しておくと良いでしょう。

プロセス2 販売計画を立てる

目標をしっかりと達成していくためには、利益計画だけでなく、単年度の行動計画も作成することが必要となります。1年間の行動計画を月別に展開して「いつ、誰が、何を、どうする」といったレベルまで計画に落とし込むことが大切です。

ここで立てる「販売計画」は、利益計画によって示された利益を上げるのに必要な行動になります。そこでは「いつまでに」「誰が」「何を」「どれだけ」「どこに」売るのかを計画します。なおその際、商品ごとに、どの戦略で販売していくのかも決めてしまいます。

プロセス3 業績検討会を実施

計画は立てて終わりではなく、定期的に社内で「業績検討会」を行う必要があります。
業績検討会では実績と計画との差異の分析を項目別や部門別に行い、目標利益に対する達成状況を把握します。そして、計画通り進んでいなければ、対応策を考え、実行に移します。

つまり、よく言われている「Plan(計画)・Do(実行)・Check(検証)・Action(対策)」のPDCAサイクルをしっかり回すことにより業績を管理することがとても重要なんですね。

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