昨日、10秒で消えちゃう写真/動画の共有SNSアプリ「スナップチャット」の話を投稿したと思ったら、あのmixi(ミクシィ)から、スナップチャットと同じコンセプトを持つアプリが発表されました。
※スナップチャットについてはスナップチャットとは?消えちゃう?写真/動画共有サービスをチェック!をご覧ください。
mixiが放つ懇親の最新アプリの名前は「muuk(ムーク)」本日2/5現在、iPhoneのアプリがダウンロードできるApp Storeのランキングは5位!発表当日の昨日はLINEを抜き堂々の1位を獲得するほどの関心が高まっています。
「muuk」という一見、聞きなれないアプリ名の由来は「無垢」から転じていて、素の自分を伝え合う=自分の殻を「剥く」という意味もあるんだとか。
そんな「muuk」では一体どんなことができるのでしょうか?muukという最新アプリの使い方と、このアプリがリリースされた背景から、現在のスマホユーザーの「ニーズ」をしっかりキャッチしていきましょう。
▼今回の目次です。
- アカウントの作り方(手順)
- 招待コードって何?いよいよmuukを始めるよ!
- muukの基本的な使い方をおぼえよう!
- なぜ今「自撮り」と「画像が残らない」「メッセージ」という点に注目が高まっているのか?
- muukの例から考える、スマホユーザーのニーズについて
アカウントの作り方
スマホ用のアプリなので、何はともあれアプリをインストールする必要があります。iPhoneならAppStore、AndroidならGoogle Playからどうぞ!
1:アカウントを作る
ID、メールアドレス、パスワードを設定したら、画面右下の登録ボタンをタップします。
2:プロフィール画像の撮影をする
登録が完了するとカメラマークが表示され、それをタップすると、円の中に自分の顔が!勝手にシャッターが押され、自撮り画像が出来上がり!
気に入らなければ何度も撮り直すことができるので、自分が気に入るまで撮ってみましょう。
招待コードって何?いよいよmuukを使い始めるよ
muukを使い始める時に、他のアプリとちょっと違うのは、muukを友人と始めるには「招待コード」というものが必要だということ。これ実は非常に重要。
3:招待コードを入力する/招待コード写真を作成する
そういえば、遠い昔「mixi」を始めるときも、お友達の招待メールが必要だったような…。ミクシィ社は「内なるネットワーク」が好きなのでしょうか?
友達からLINEやtwitterで招待コード付き画像を受け取ったら、そのコードを入力して次に進みます。
自分が友人の中で1番最初にmuukを使い始めた場合は、この過程は必要なく、逆に自分が友達に「招待コード」を送る必要があります!どんなものかと言うと、muukのオフィシャルツイッターアカウントを見ると招待コード付き画像がいくつかリツイートされているので、チェックしてみましょう。
muukの基本的な使い方をおぼえよう!
画像引用元:http://mixi.co.jp/press/2014/0303/12153/
muukは一言でまとめると、親しい友達に「自分の表情」と「メッセージ」を伝える、というもの。おもしろい自分の顔が撮れたから、親しい友達に送っちゃえ!どんなに変な顔でも3秒で画像は消えてしまうので、相手の画像フォルダに残る心配もナシ。「一瞬一瞬のリアルタイムなコミュニケーション」を楽しむアプリです。
なぜ今「自撮り」と「画像が残らない」「メッセージ」という点に注目が高まっているのか?
そういえば#グラドル地鶏部なんていうハッシュタグも、Twitterで流行するくらい、はたまた同じようなサービス「スナップチャット」が中高生の間で流行するくらい、今「自撮り」が若者の間で大人気!
「自撮り」はおもしろい、だけど恥ずかしい
とは言え、モデルやアイドル、芸能人を目指していない限り、なかなか「自撮り」の画像を共有するのには抵抗が・・・。自分の顔って誰かに撮られるより、自分で見ながら撮る方が可愛く撮れますよね。
すっごい変な顔も、自分で確認しながら調整した方が、より極められる・・・?つまり、若者にとって「自撮り」は、とってもおもしろいコンテンツなわけですよ。
とはいえ、ナルシストだなんて思われたくないし、はたまた自分の変な顔が一生涯誰かの携帯に保存されると思ったらぁぁぁ~、まさに穴があったら入りたい気分。おもしろいコンテンツでもある反面、残したくない黒歴史でもあるわけです。
そんな空気が漂い始めていたSNS界に新星のごとく登場したのが、このmuukやスナップチャットという「一瞬一瞬のリアルタイムコミュニケーション」ができるという新感覚アプリ。
変顔が極められ、且つ黒歴史も同時に消し去ってくれる!まさに最強アプリとなる潜在能力を秘めてますね!
若者にとって瞬時のコミュニケーションこそが宝物
昔は、文通や一生懸命、時間をかけて考えて書いたメールが当たり前でしたが、今時の若者にとっては、そんな文化は知らないも同然(ToT)。LINEのように瞬時に受け答えができるメッセージが当たり前。
skypeで顔をカメラに向けて、長い間テレビ電話する必要もなし。いかに今、この瞬間で、おもしろいコミュニケーションができるか?に若者は興味があるのです。
「見て、めっちゃ肌荒れヤバイ」「見て、この顔ゴリラに似てない?」「めっちゃ盛れた、かわいくない?」「彼氏にフラれて、泣いてるなう」と言ったように、自分の顔とその時の気持ちを共有することが彼らにとっては面白く、一種のストレス発散のようなものにもなるのでしょう。
要は、既にfacebookやInstagramなど、「残る」写真を共有することは、既に飽きられてきているのです。そこをついたのが、スナップチャットやこのmuukというわけです。
muukの例から考える、スマホユーザーのニーズについて
アプリの開発段階では、約60人の女子高生や女子大生にテストを実施。そこでわかったのは、彼女たちが大勢とつながる欲がなく、親しい仲間と無意味かつ無目的な写真をやりとししたがっていることだった。
(文章引用元:狙いはSNS離れの若年層、ミクシィがスナップチャット風アプリ「muuk」公開)
スマホのアプリがどんどん進化している理由には、ユーザーのニーズもどんどん進化しているからだと言えます。いつまでも同じ物がウケるわけはなく、潜在的・顕在的なニーズをしっかりキャッチする必要があるのです。
ターゲットとなる層で必ずテストを実施する
LINEの各種サービスにしろ、このmuukにしろ、リリース前に必ず女子高生や女子大生にテストを実施しています。
そこでウケるのか、ウケないのか?はたまた、どの辺が使いやすく、どの辺が使いにくいのか?と言った生の声を聞く必要があります。なので、自分がアプリを開発する際には必ずターゲット層へのテスト・ヒアリングを実施しましょう。
既存サービスで可能になったことを裏返す
今回のmuukの例でいうと、facebook・Instagram・LINEなどが可能にしてきた「残るコミュニケーション」を裏返し、「残らないコミュニケーション」を可能にしました。
既存のウケているサービスが可能にした画期的なアイディアを裏返したところに実はニーズが隠れている場合がたくさんあるようです。もうSNSは飽和状態だから…とあきらめずに、「裏返しの発想」でスマホユーザーのニーズをキャッチしていきましょう。