Googleによって検索結果に表示されるタイトルが書き換えられるのは有名な話。Googleの検索結果のタイトル表示形式・デザインが、3/13に変更になったことはご存じでしょうか?まず大きな変更点として検索結果に表示されるページのタイトルの文字サイズがひとまわり大きくなりました。
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ほかにも下線がなくなったり、タイトル下のカテゴリーの文字サイズがひとまわり小さくなったり、説明文の行の高さが縮まったりと、細かな仕様変更がありました。とにかく一大事なのが、表示されるタイトルの長さが短くなったことと、記号を使うと勝手に省略されてしまうという2点です。
タイトルタグが書き換えられるのは、Googleがすべて自動で行っているもの。ただ自動だからって大事な大事な社名、ブランド名が表示されなくなっていたら大変ですよね。どのように変更、修正されるのかの傾向をしっかり把握し「クリックされるタイトル」になるよう勉強してみる必要がありそうです。
▼今回の目次です
- 検索結果に表示されるタイトルが32文字から28文字に短く!
- 記号を使うと、省略される可能性も!
- この機会にタイトルタグを見直そう!
検索結果に表示されるタイトルが32文字から28文字に短く!
冒頭でもご説明した通り、タイトルの文字サイズがひとまわり大きくなったことで、検索結果に表示されるタイトルは28文字までになりました。(今までは32文字)
↓たとえば、会社概要ページのタイトルタグを以下のようにしていたとします。
「ホームページ制作/Web制作ならおまかせください!|株式会社ベルカの会社概要ページ」
社名の前の文章だけで25文字ありますから、肝心の「どこの会社か?」「何のページか?」が表示されない!というワケです。非常に長いタイトルを付けている人は要注意!28文字以降に大切な表現を持ってきていると、意味が分からなくなっている可能性があります。
皆さんは普段Googleで検索したときに、タイトルを見てクリックするページを決めていますよね?このタイトルタグの表示仕様を意識しておかないと「クリックしてくれる人の割合が減ってしまう」可能性もあります。
※会社概要以外の商品紹介ページなどは、商品やサービスの名称・紹介文が行頭になければなりませんので、全てのページで社名を表示させようとすることは間違いです!気を付けましょう。
記号を使うと、突然ぶった切られる?!
「|」「-」「!」「、」など、ページテーマと、社名区切る記号が間に入っている場合、記号以下が28文字以内でもカットされる場合があります。特に、記号が2連続している場合は、大胆にぶった切られます。
タイトルタグ設定例)
「iPhone6の機能性はまだまだ!!- しかし評価は最高!」
↓
Google表示例)
「iPhone6の機能性はまだまだ…」
「!」と「-」が並んでいることもあり、「!!」以降の文字がカットされ、オチがなくなってしまうの可能性が…!
タイトルタグ設定例)
「インフルエンザの予防|最適な手洗いうがいの方法を教えます|インフルエンザ|健康大好き.com」
↓
Google表示例)
「インフルエンザの予防…-インフ…」
記号「|」の前が重要だと判断され、「|」以降はカットか少しだけの表示。言いたいことがまったく表示されない場合もあります。
ほかにはこんな表示の仕方も。例えば、「ステマっぽい書き込み1位「モデルの○○も使ってるんだって」 – ネタりか」。○○が省略され、こんな表示に…。
「モデルのも使ってるんだって 」とは一体なんのこっちゃ?という感じですね。下のdescription(紹介文)で補足されているので、そこまで影響はなさそうですが、気を付けたいところですね!
この機会にタイトルタグを見直そう!
タイトルが勝手に省略されたって大した影響ないんじゃない?と思う方も多いと思いますが、これ実は「死活問題」です。 どんなにGoogleで表示される順位が上位であったとしても、検索ユーザーは、ページのタイトルを頼りに自分の解決したい答えが書いてありそうなサイトをクリックするからです。
強力なブランド名や、社名が価値を持つ場合も、意識的に表示させないと信頼性が変わってくるページもあるはずです。
是非一度、ご自身のホームページやブログがどのようなタイトル表示になっているか?を確認し、意味が通じなくなってしまっている場合は、見直しが必要です。
※上記表示デザインの変更は、Googleだけの変更となりYahoo!は、今までどおりGoogleに比べ長めのタイトルが表示されるので、バランスを取りながら修正をしてみてください。
PS:
そもそもこの仕様変更が行われる前から、Googleは勝手にタイトルタグを変更して検索結果に表示することをしてきました。サイト全ページが同じタイトルタグになっているサイトの個々ページを適切に書き換えたりするケースで、大抵は実際にサイトに書かれているタイトルタグより良くなっています。
今回の仕様変更で、ちょっとへっぽこりんな修正が起こったりしていますが、Googleは絶えず適切なタイトルタグで表示されるよう改善をしているとこの事。
その事をGoogleのマットカッツ氏がビデオメッセージしています。鈴木謙一さんが、その事を解説してくれています。そのメッセージで話されているポイントは、
- 比較的短いかどうか
- そのページのことをよく説明できているかどうか。そのページがあるサイトのことも説明できているのが理想的。
- 何らかの形で検索クエリに関連性があるかどうか。
という事。確かにコンパクトに短くという事は意識的に書かないと、すぐ30文字をオーバーしてしまう感じがします。そして「1ページにテーマは1つ」というのは、やはり永遠の原則みたいですね。
有難うございました。最近サイトを立ち上げたのですが、参考になりました。
大嶋・正林さん
コメントありがとうございます!
少しでもサイト運営のお役にたてたなら嬉しいです。
サイト拝見いたしました。シニアの方々が希望を抱く、とても素敵なサイトだと思います!
多くのシニアの方々が訪れると良いですね。
タイトルタグに関しては続編がありますので、また是非ご確認いただければ幸いです。
大変納得できた記事で勉強になりました。
立ち上げたサイトに早速反映させてみます。