WEB担当者の皆さんは、既にSEO対策バッチリ!で、狙っているキーワード・URLはもう設計されていることと思います。とは言っても、なかなか狙っているキーワードとURLがきちんとセットで検索結果の上位に表示させるのに苦労している方は多くいらっしゃるようです。
photo credit: molevia photopin (license)
Googleのみぞ知る検索結果表示なので、思い通りにいかないことがしばしばなのはしょうがないのですが、今回は「トップページが検索結果に表示されない!」と悩んでいらっしゃる方に、原因と対策を「下層ページ」という観点からお伝えいたします。
▼今回の目次です
- SEO対策において、こんな悩みはありませんか?
- 下層ページって何?その重要性は?
- 良い下層ページの条件とは?
- まとめ:あなどることなかれ下層ページ
1.SEO対策においてこんな悩みはありませんか?
冒頭でも少し書きましたが…ズバリ、こんな悩みはありませんか?
「●●というキーワードで検索したときに、トップページが表示されるようにしたいのに、違うページが上位表示されている…」
または、逆に、
「下層ページを上位表示させたいのに、上位表示するのはトップページばかり…」
このようなお悩みをお持ちの方は、SEO対策がいずれかのページに偏っている可能性があります。つまり、施策キーワードと施策ページがGoogleにとっては一致していない、ということです。
2.下層ページって何?その重要性は?
photo credit: Web via photopin (license)
下層ページとは…
下層ページとは、その名の通り、WEBサイトにおいて、TOPページの下層にあるページのことです。1ページだけのWEBサイト以外は、同じドメインから芋づるのように下へ下へ、階層がありますよね。
例)トップページ:http://●●●.jp/
↓
下層ページ:http://●●●.jp/kasou.html
TOPページの真下は、二階層目、そのさらに下を三階層目、などと表現することがあります。
下層ページの重要性について
さて、今回はなぜ「下層ページ」に焦点を当ててお話するかと言いますと、下層ページにはSEO対策において重要な要素を多く含む存在だからです。まずはその重要性について解説します。
重要その1:内部リンクの組み立て
SEO対策において「内部リンク」というのは非常に重要となってきており内部リンクについては下記のエントリーをご参照ください、その内部リンクの組み立て方によってSEO対策として有効かどうかも変わってきます。※内部リンクについてはこちらのエントリーをご参照ください⇒実は自分でできる自社HPのSEO内部対策!「内部リンク」って意識しています?
この内部リンクは、そもそもTOPページと下層ページが存在していないと成り立たない仕組みです。さらに、複数の内部リンクを構築しようとすると、必然的に複数の下層ページが必要となってきます。
重要その2:TOPページの評価を上げるには、良い下層ページが必要
多くの方がTOPページを施策ページとしております。企業のWEBサイトとしては当然のことで、また、かつてはTOPページさえきちんとしていれば上位表示が可能でした。
しかし、現在は「サイト全体」でGoogleは評価しますので、トップページが評価されるためには、充実した良い下層ページも用意しなければなりません。
3.良い下層ページの条件とは?
photo credit: tan cursi como corazon bordado via photopin (license)
では、サイト全体を評価してもらうために用意したい「良い下層ページ」はどんなものなのでしょうか?
条件その1:オリジナルのメタ情報
下層ページを全て同じtitle・h1タグ・description(これらを「メタ情報」と呼んでいます)にしている方が多くいますが、 これはNG施策です。それぞれのページの内容を表す、オリジナルの情報をそれぞれに設定しなければ、Googleは「ページが多いだけで同じ内容がたくさんある意味のないサイト」と判断を下す場合があります。
条件その2:階層がきちんと整理されている
最初から最後まできちんと設計された上でWEBサイトを作り始める人はなかなかいません。気付けば下層ページが増えていて、気付けばおかしな階層下になっていた、なんてことも。特に大量にページを作る方は、ごちゃごちゃした階層にならないように気を付けましょう。
例えば、にんじんのグラッセのレシピは、本来「にんじん」メニューに含まれるべきです。
○:野菜のレシピ>にんじん>にんじんのグラッセ
×:野菜の旬情報>にんじん>にんじんのグラッセ
レシピのメニューの下に配置するはずが、誤って旬の情報の下に配置していた…。失敗というほどではないですが、ユーザーが困惑するような設計は、Googleが黙っちゃいないので注意です。
条件その3:正しい内部リンクがほどこされている
下層ページ⇔TOPページ同士の内部リンクはもちろん、下層ページ⇔下層ページ同士の内部リンクも間違わないように気を付けましょう。関連性の高さや自然であることでGoogleは高い評価をしますので、むやみやたらに関係のない言葉で内部リンクをしないように気を付けてください。
4.まとめ:あなどることなかれ下層ページ
名前の通り、下層ページはあなたの大切なWEBサイト・トップページの縁の下の力持ちです。あなどらず、下層ページも丁寧に作りこみましょう。(TOPページへの内部リンクも忘れずに!でもやりすぎ注意!(笑))
先ほどの例でいうと、にんじんのグラッセを始めとするにんじんレシピのレシピページが全て優れたものであればあるほど、野菜のレシピという大元のページの評価も上がっていくということです。
WEBサイト作成の初心者です。下層ページばかりが検索にヒットするので困っておりました。
こちらの記事はとても参考になりました。
ありがとうございました。
松木様
ベルカ篠原です。お役に立ててなによりです!これからもWEB関連のコンテンツを更新していこうと思ってますので、ぜひまたお立ち寄りください。