会社で働いていると月末に個人で立替えた領収書(交通費や飲食代など)の経費精算が発生します。月末の忙しいときに、経理担当者から経費精算を依頼されたりするとイライラしたりして…。
皆さんの中にも毎月この精算手続きをされている方もいらっしゃるかもしれませんね。これって毎月のことなんでかなり面倒ですよね。
しかも、精算を終えてから領収書が財布から出てきて精算をし忘れてしまったなんてことも。
この精算手続きが楽になるものがあればよいと思いませんか?ズバリ、面倒な経費精算にはクレジットカード(法人カード)を作るのがベストなんです。法人カードにはこれからご紹介するように、様々なメリットがあるのです。
▼今回の目次です
- 法人カードを利用すると経費精算がスッキリ改善します
- 支払いサイトに余裕ができるので資金繰りが(少し)良くなります
- ビジネスとプライベートのお金がキッチリ分けられます
- 法人カードのメリットまとめ
法人カードを利用すると経費精算がスッキリ改善します
まず、一つ目の法人カードを作るメリットとしては経費精算が楽になるということがあります。法人カードでカード決済したものは月単位で一括して会社宛てに利用明細が送付されてきます。経理担当者は経費確認がしやすく、利用内容が一覧で把握できますから経理処理がしやすくなるのです。
法人カードは一つの会社で何枚も作成も可能ですので、社員に持たせることも可能です。出張時の経費精算や交通費の支払いはすべてカードで行い給与と一緒に精算するなど、会社での利用ルールを決めれば経費精算の手間もだいぶ簡素化できます。
社員もその都度、現金で立替払いをしなくて済むため、社員にとってもメリットがあります。また、利用明細があるので領収書を紛失したり、小口の現金を用意したりしておく必要がなくなります。
注意点として、法人カードの利用においては、経理上のルールをきちんと決めておくことが大切です。仕訳の際には明細の日付で経理処理を行うなど、税理士ともよく相談しておきましょう。明確なルールをつくれば税務上も問題になることはありません。
支払いサイトに余裕ができるので資金繰りが(少し)良くなります
法人カードを利用すると、決済から支払いまでおよそひと月程度、支払サイトに余裕ができます。また、社員ごとの利用状況が把握できるので、経費の支払計画が立てやすくなります。経費精算を現金でしていると、あらかじめ会社に小口現金を用意しておく必要がありますが、法人カードならそれが不要になります。
経費をすべて法人カードで決済すると支払いは月末など毎月決まった日に預金口座から引き落としになります。また、カード決済の場合は振込手数料が掛からないので、銀行の振込手数料も削減できます。
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ビジネスとプライベートのお金がキッチリ分けられます
こと中小企業の経営者にとって、ビジネスとプライベートのお金の境目は難しいものですよね。それをキッチリと分けて管理するのが法人カード導入の3つめのメリットになります。社長がプライベートで利用しているカードで、仕事用の決済に利用したりすると、たとえ一部は仕事用に使っていたとしてもプライベートの利用分と混ざってしまいます。
社長が会社のためとはいえ、プライベートのカードで支払いをすることで、経理担当者としては毎月経費の精算が面倒で時間がかかるということもあります。法人カードを持っていれば、プライベートの利用分と混ざることはありませんし、会社の預金口座から支払されるので、精算の手間もかかりません。
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法人カードのメリットまとめ
以上のような、わずらわしい手続きを解決してくれる法人カードは経費精算のし忘れや領収書紛失などのトラブルも防止できます。
法人カードにはご紹介してきたように、業務上の様々なメリットがあるのです。新しく会社を作った方でもJCBなど比較的審査が通りやすいカード会社もありますので、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?