こんにちは。今回は、みなさんが一番気にされる「なんで順位が落ちたの?」という点について、傾向と対策をお伝えします。
まず、みなさんそもそも自社サイトの順位って定期的に測定してますか?弊社がキーワードの順位を測定するのにお勧めする順位測定ツールは「GRC」というツールです。
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このツールは、Web上で使用するのではなく、自分のパソコンにインストールするタイプで、これでもかというぐらいのかなり高機能ソフトです。弊社をはじめ、SEO業界のデファクトスタンダードといってもいいツールなので、安心してご利用いただけると思います。
3URL20キーワードまでなら無料で利用できますし「小規模なサイトでとりあえず」というレベルであれば、これでスタートしてみてはいかがでしょうか?
何が原因で順位が落ちるのでしょうか?
本題の何が原因で順位が落ちる?という点ですが、ズバリ一言でいうと「急に落ちたら外部リンク」、「徐々に落ちたらサイト内部」が原因。と疑ってください。
「疑ってください」と書いたのは、外部リンクが原因でも徐々に順位が落ちる場合がありますし、落ちる原因は、ひとつではなくいくつもの要素(外部と内部がどちらもが原因など)が、ケースとしては多いので、一概に「コレだ!」と言えないのが実態です。
このように、順位が落ちる原因には、いくつもの要素が重なっている事が多いので、完璧なサイトにするには極論「全部の原因を修正する」必要があります。
ただ実際には、時間や工数の制限があるので、一番大切なのは原因となっている要素のうち影響が大きいだろうと思われる項目を特定し「優先順位をつけて対応していく」という事が必要になってくるのです。
外部リンクが原因の落ち方
外部リンクが要因で順位が落ちるケースとしては、今まで安定的に上位表示していたのに、ある日突然圏外(100位以下)になってしまうという事が多く見受けられます。これは、今まで評価されていたリンクがある日を境に「評価されなくなった」「ペナルティの対象になった」事が推測されます。
Googleは、毎日毎日いくつかのアルゴリズムを変更しているといわれています。例えば、昨日まで10点と評価されていた外部リンクが、アルゴリズムの変更で突然0点になったり、場合によっては、マイナスの評価になってしまうというイメージです。
通常のサイトは、様々な質のサイトから外部リンクを受けているので、ひとつのリンクの評価が変わっても比較的影響は少ないのですが、Yomiサーチからの大量リンクや、1種類のみのリンク構造しか持っていないSEO会社からなど、特定されたリンクだけだった場合がさあ大変!
イメージとしては、合計100点あった評価がすべてリセットされ、いきなり順位が急落という事象になって現れます。
サイト内部が原因の場合
こちらは、徐々に順位が落ちていくケースが多いです。すごく大雑把に言うとGoogleのクローラーが、サイト内部のページを個々にそして時間をかけて(正確に言うと時間がかかる)評価していくためです。数ヶ月前まで10位以内だったのに、気が付いてみると50位ぐらいまでずるずる順位が下がっていた。。。というパターンです。
サイト内部を評価するものにパンダアルゴリズムというものがありますが、これは「重複している情報は2つ要らないので1つは順位を落とす」という役目と、「たくさん重複ページがあるサイトは、いいサイトじゃないのでサイト自体の評価を落とす」という2つの役目で動いています。
自サイト内に重複しているページがたくさん出来ている場合や、他サイトからコピペしてサイトを作ってしまっている場合は、最初は順位がアップしても、Googleに中身が薄いことが徐々にバレて、最終的に非常に低い順位にとどまってしまうというケースが多いです。
まとめ
このように、順位の落ち方をみて、原因がどこにあるかの目処は立てられますが、いずれにしても、自分の知識やカンだけを頼りにして対策を行うのではなく、落ちた原因を正しく推測していくためにも、そのヒントを与えてくれるGoogleウェブマスターツールへの登録や、相談できるSEOに詳しい専門家を探しておく準備を事前にしておかないと無駄な対策をしてしまう場合もあるのでご注意ください。