「人は、なぜ検索をするのか?」そんな禅問答みたいな問から入りますが、答えはズバリ「悩み」があるからです。もう少し細かく分けると「何かの悩みを解決したい」、「疑問に思っている事を知りたい」、「○○の事をもっとよく知りたい」とかでしょうか。
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実はGoogleは、検索のタイプを大きく分けて3の種類に分けて考えているそうなんです。「Do:何かを買いたい!などの取引タイプ」、「Know:何かの情報を集めたいというタイプ」そして。「Go:自分が知りたいサイトを見つけるためのご案内タイプ」の3つです。
以前<title>タグを付けるテクニカル的なルールを書きましたが、今回は「御社のサイトには、ユーザが期待するコンテンツがある?そのコンテンツの件名を付けるルールは?」がテーマです。
あなたのホームページはどんな、悩みを持った人(検索ユーザー)を招き入れたい?
こんな事を考えて、ページのテーマやタイトル(件名)を決めた事ありましたか?実はコレ、非常に重要で「自分の書きたい事」ではなく「(つい忘れがちな)検索ユーザーの悩みを解決するために書く」という視点を持つことができます。
例えば、液晶TVを買う場合、その人は「液晶TVの輝度が〇〇だ」、とか「新型の基盤を使ってる」とか、そういった情報が欲しいわけではなく「あまり予算は無いけど、家族で見るには大きな画面がいいな」とか「自分の好きなゲームはきれいに映るかな?」など「買う時または買った後に起こるイイ事」を期待して検索するのです。検索キーワードで例えると「液晶TV 大画面 安い」とか「液晶TV ゲーム きれい」とかですね。
液晶TVの販売を行っているサイトの担当者であれば、購入に結び付くかよく分からない「輝度マニア」や「基盤マニア」を呼び込みたいのではなく、ズバリ「液晶TVの購入を検討している人」が来て欲しいハズです。つまり「検索ユーザー検索ボックスに入力するキーワードを想像したテーマで書かかれたページ」が無ければ、決して成果には結びつかないという事がお分かりいただけると思います。
自社サイトは「Do-Know-Go」どんな検索タイプに掲載されるの?
Googleは、検索のタイプを3つに分けていると言いましたが、言い換えると「それぞれの検索語のタイプによって検索結果の属性を分けている」ともいえます。
- Do:取引タイプ:○○を買いたい「液晶TV 購入」=ECサイトを多く表示。
- Know:情報提供タイプ:○○が知りたい「液晶TV 価格」=ノウハウ掲載サイトを表示。
- Go:案内タイプ:会社名やブランド名などの固有名詞「(例えば)アクオス」のサイトを表示。
というわけですね。
Googleにそのページの内容を伝える一番重要な要素であるタイトル(<title>タグの記載内容)を、ぼやっと決めるのではなく、この「Do-Know-Go」を意識し、いずれかにキチッと絞りこんでから書くのでは大きな違いがでます。ページテーマが絞り込まれていれば、Googleはその意図をくみ取り、狙い通りのキーワードで上位表示させくれるハズですし成果に近いユーザが来る割合も多くなります。
まとめ
SEOで集客や上位表示を考える場合、Googleはこの「Do-Know-Go」の考え方に従って検索結果を表示させているので、ビッグワードのみを羅列した<title>タグをやみくもに多くのページにつけてもまったく上位表示されません。
自社のサービスや商品を「誰が欲しがっているのか?」を想定してください。そしてその人は「どんな事で悩んでいるのか?」や「悩みや疑問を解消して起こるイイこと」は何?をイメージしてコンテンツのテーマやタイトル(=検索キーワードや上位表示させたいキーワード)を決めましょう。
御社のサイトには、検索ユーザーの期待値に応えるコンテンツがありますか?この機会に再度見直してみてください。無ければ「検索ユーザーの胸にキュン!」とくるようなコンテンツを創ってみましょう!それがまさに上位表示のコツ(=ルールとも言い替えられます)ですしGoogleも必ず上位表示させてくれる事でしょう。