facebookに疲れてきている人が増えています。
「結婚しました♡」「先週は会社を1週間お休みして、ハワイに行ってきました!」などオメデタイワードに、いかにも「私幸せでしょ」な写真…。謎のポエム、意識高い系のつぶやき、スパム。元カノのラブラブな写真。変わってしまった初恋の人。
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また、気付けば上司や社長が友達になってしまい、以前は好きなことを投稿できていたのに、今ではなんだか肩身が狭い。そんな方も多いそうです。
かと言って、自分が何かをシェアして、反応があるのは面白いもの。もっとお気楽に楽しめるSNSがあれば…。なんて思いますよね。
今回は、2014年流行りそうなSNSを紹介し、皆さんのfacebook疲れを解消すると共に、世の中の開発者様向けに、「新しくSNSを作る際の大切なポイント」を考察してみようと思います。
▼今回の目次です。
- 新密度の高い人だけが友達の凝縮SNS
- 「趣味」に限りなくフォーカスした次世代instagramたち
- LINEに次ぐ、トーク系のSNSはこれが注目!
- 最後に:どういったポイントを抑えれば、ウケるSNSが作れるのか
新密度の高い人だけが友達の凝縮SNS
- facebookを抜く勢い!Pathとは?
現在19ヶ国語でリリースされている「path」とは、ほとんどfacebookと似たような機能を持っているのですが、1番の特徴は「友達が150人まで」の制限付きということ。これは、増えてしまいすぎた人間関係に疲れた人にはぴったり、要は「本当に仲の良い人だけ」と情報共有ができるということらしいです。
メッセージ機能や写真投稿はもちろん、自分の睡眠なども記録できるそう。また、非常に優れたユーザーインターフェース(=いわゆる「操作感」)にも高い評価がされています。
確かになんだかおしゃれなデザイン。左下のアイコンボタンがとっても洗練された、新しさを感じますね。
「趣味」に限りなくフォーカスした次世代instagramたち
facebook・instagramで写真共有は当たり前になってきましたが、色んな友人をフォローしていると雑多な感じですよね。ハッシュタグで自分の好きなものだけを見ることはできますが、少し手間。
- インテリア、DIYに特化した写真共有「RoomClip」
Room clipはTunnel株式会社が運営する、お部屋のインテリアに特化した写真共有サービス。instagramとは違い、「インテリア」を中心とした写真ばかりが投稿されているので、興味がある方・インテリアが趣味の方・引っ越し間近の方などにぴったりです。
※こちらはPCサイトも充実&見やすくなっているので、一時的にインテリア・雑貨等を探したい場合はまずはPCサイトをチェックしてみるといいかもしれません。
- 旅先の思い出写真をシェアする「Tripcolor」
Tripcolorとは「世界の景色」をみんなで共有する、旅限定の写真共有SNS。まだまだ日本では馴染みがないかもしれませんが、世界中の旅好きに大ヒット中!写真と一緒にチェックイン機能もあるので、旅の思い出を残すのに最適です。
また、このように写真を眺めているだけでもウットリできそうです。新婚旅行の行先を決める参考にもなると思うので、facebookで人のハワイ写真に歯をギリギリするよりも良いですよね。
残念ながら英語表記がメインなので、英語が苦手な人には向かないサービスでもあります。今後人気が出れば日本語にも対応されると思います。
- 「おいしい」を共有する、グルメ限定写真SNS「ミイル」
既にご存知の方も多いかもしれませんが、ミイルとは「食べ物」に特化したグルメ写真SNS。おいしそうな食べ物の写真と、「食べたい!」という気持ちを共有するもの。アプリを使うと、プロ並みにおいしそうに仕上げる写真加工カメラ付き。
各季節ごとに写真コンテストなども開催しているようなので、我こそは!という方は参加してみてはいかがでしょうか。
また、素敵な写真に仕上げるだけではなく、毎日のごはんを日記として記録しておけるので、思い出やダイエットにも効果的。(非公開にすることも可能!)
おいしそう…と思った写真のお店に行けるし、今近くでアップされているおいしそうな写真を見つけることができるので、お店選びに困ったら使ってみるのもアリ。
- 作り方、育て方などの「マニュアル」が教えられる!?「Snapguide」
レシピを共有するcookpadなど、既に有名なSNSはありますが、このsnapguideは食べ物に限らず、「作り方」「育て方」、はたまた「遊び方」など世界中のマニュアルが共有できるサービス。
どんなマニュアルがあるかと言うと、食べ物、テクノロジー、スポーツ、アウトドア、ガーデニング、ビューティなど本当にさまざま。iPhoneの使い方など、簡単なものもたくさんあるので、知恵袋で質問する前にチェックしてみても良いかもしれません。誰かにマニュアルをリクエストすることも可能なので、困ったときに使えます!
LINEに次ぐ、トーク系のSNSはこれが注目!
- ホリエモンとサイバーエージェント藤田社長が共同開発した7gogo
ホリエモンこと堀江貴文さんとアメーバでおなじみの株式会社サイバーエージェント社長藤田晋さんというビッグな2人が共同開発した7gogo(ナナゴーゴー)。LINEのように電話番号で認証する、トークアプリとなっています。
※なぜ7gogoという名称かと言うと、堀江さんが刑務所にいた時の囚人番号が755番だったことに由来しているそうです。
7gogoの面白いところは、芸能人・有名人のトークをのぞき見できること・さらに参加もできる、ということ。現在はまだユーザー数も少なく、様子見をしている方も多い状況ですが、日に日にトーク数も増えてきており、「お手軽な2ちゃんねる」並みに様々な情報が飛び交っています。トークの件名も「○○だけど質問ある?」など2ちゃんねる風。
このように色んなジャンルの人々が。今後はカテゴリーなども作成され、どんどん盛り上がっていくようなので今の内にインストール必須です!
- 一瞬だけの写真共有?スナップチャット
スナップチャットとは、一言で言うと「写真共有メッセージアプリ」。それだけだとLINEでいいじゃん、という話なのですが、このアプリの面白い特徴は「送った写真が数秒後に自然消滅する」ということ。
なのでどんな面白い顔を友達に送っても、保存されることなく、瞬間瞬間を楽しめる気軽さから女子高生を中心に人気が爆発しているそうです。現在の1日のメール件数なんと3億5,000万!
※「スナップチャット」の詳しい記事はコチラ → スナップチャットとは?消えちゃう?写真/動画共有サービスをチェック!
- ミクシィ社が手掛ける渾身のアプリ「muuk(ムーク)」
こちらもスナップチャット同様、一瞬だけ写真を共有できるトークアプリ。スナップチャットよりも画像・写真が消えるまでの時間が短く、さらに一定期間メッセージが開かれなければ自動的に削除される機能も。
LINEやtwitterで招待コードを送ることで、友達を増やすことができるのが特徴。ミクシィ社が手掛ける国産アプリなので、スナップチャットよりもとっつきやすいかも?!Instagramやfacebookなどの「残る」SNSに対して「残らない」「無意味・無価値」なSNSを目指したというエピソードも魅力のひとつ。
※muuk(ムーク)に関する詳しい説明はこちらから→ ミクシィがリリースしたmuuk(ムーク)ってどんなアプリ?”残らない”SNSを楽しもう!
最後に:どういったポイントを抑えれば、ウケるSNSが作れるのか
1.facebookのストレスになっている部分を改善する
今回ご紹介した、どのサービスにも言えるのは、「facebookでもできるじゃん?」ということ。トーク、写真共有、etc… ただし、どれも「facebookのストレス」をなくしたもの。例えば、
- 「友達が多すぎて本当に書きたいことが書けない」
- 「勢いで載せちゃったけど、画像を誰かに保存されて、永久に残るのでは…。」
- 「自分と趣味の合わない人の投稿でタイムラインが埋め尽くされる!」
などなど。
まずは「facebookでどんな時に人々はストレスを感じるか?」を洗い出し、それを解消することで小さなSNSが作成できます。
2.女子高生をターゲットに、「使いやすさ」「安全性」を考慮する
人気が出るアプリはほとんどが女子高生をターゲットに絞ったもの。大人気メッセージアプリLINEは当初男性・女子大生の反応はイマイチだったが、女子高生モニターには大ウケだったのでリリースを決めたというのは有名な話。
つまり、「女子高生が使いたいと思うか」と、「女子高生が使うのに難しくないか」が非常に重要なポイントです。
また、SNSでは出会いがあったり、画像が晒されたり、はたまた便利さゆえのいじめ問題が深刻化したりと、さまざまな問題点もあります。そこをうまくクリアできる「安全性」も考えていくことが大切です。
長くなりましたが、facebookに疲れてきている人が増えているのは事実なので、ユーザーは別の楽しそうなSNSへ移行することをお勧めしますし、開発者の皆様は、脱facebookのSNSを考えてみてはいかがでしょうか?
参考になりましたー
ありがとうございます!
一色モコさん
コメントありがとうございます!
わ~~~~うれしいですありがとうございます(*´Д`*)
お勧めのSNSなどありましたら教えてくださいね~♪
自分もフェイスブックの負の部分に疲れた一人です。SNSも形を変えて残りはするでしょうが、もう少ししたら全く違うコミュニケーションツールが生まれてくるかもしれませんね。
その通りだと思いますさん
コメントありがとうございます!!
本当にその通りですね。
facebookはかなりオープンなSNSでしたが、LINEの大流行を見ると、クローズドなSNSにシフトしていきそうですよね。
また色々研究してまいりますので、よろしくお願いいたします!