既にTwitterやfacebookなどのいわゆる「SNS」を毎日運営されている方、WEBでの集客が全く分からないという方、そんなすべての皆さんに捧ぐ今回のエントリーは「今までのSNS運営は効果的なの?」「Twitterとfacebookのどっちが自分のターゲットに合ってるの?」「Twitterとfacebookってどう違うの?」「そもそもSNSってなんなの?必要なの?」というところを一緒に考えていきたいと思います。
photo credit: Ed Yourdon via photopin cc
多くの方が、Twitterやfacebook、Google+、LINEなど複数のSNSでアカウントを持っているということは、そこには必ず「違い」があるはずです。この違いを知らずに全てのアカウントで同じ戦略をとっていると苦労するかも?もう少し毎日のSNS運用が楽しいものになるよう、考えてみましょう。
▼今回の目次です
- そもそもSNS(ソーシャルネットワークサービス)とは?
- 自社のターゲットとなる層は誰だっけ?
- どんなSNSがどの世代にウケているのか見てみよう
- 企業が運営するSNSの代表格、Twitterとfacebookの違いって?
- まずは1つのSNSに注力してやってみよう
そもそもSNS(ソーシャルネットワークサービス)とは?
そもそもSNSって何?という方もいらっしゃると思います。代表的なもので言うと 「Twitter(ツイッター)」「facebook(フェイスブック)」「LINE(ライン)」「Google+(グーグルプラス)」などがいわゆるSNSというものです。
SNSとはソーシャルネットワークサービスの略語で、簡単に言うとインターネット上で交流できるサービスのことを言います。
大企業は既にSNSに力を入れており、この運営が人々の消費を左右すると言っても過言ではないほど、「集客」の面で非常に重要な武器となってきています。※詳しくはセブンイレブンVSローソンクルーあきこちゃん!企業Twitterの活用事例から考えるソーシャルメディア戦略をご参照ください。
まだSNSを始めていない、という方は競合他社よりも装備が少ない状態です。
photo credit: Dunechaser via photopin cc
自社のターゲットとなる層は誰だっけ?
まず第一に考えたいのは、自社の「商品」「サービス」とは誰に向けて販売しているものか?ということです。作業服販売ホームページ、スポーツ用品通販ホームページなどさまざまなホームページがありますが、必ずそこにはターゲットとなる人がいますよね。
もちろんざっくりと女性なのか男性なのか?という点だけでも良いですし、もっと詳しく30代女性専業主婦、など既に決まっている「顧客像」があるかと思います。それを改めて見つめ直してみてください。特に「年齢層」は非常に重要なポイントとなります。
どんなSNSがどの世代にウケているのか見てみよう
流行りだからといってやみくもにTwitterやfacebook、LINEなどさまざまなSNSに手を出してみてもターゲットとなる層が使っていなければ意味がありませんよね。
せっかく頑張って運営しようとしているSNSですから、 しっかりと狙っているお客様の元へ届くよう、SNS別利用者層をチェックしてみましょう。
今1番利用率が高いのはLINE
総務省情報通信政策研究所が発表した 「平成25年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、ソーシャルメディアの利用率は全体で57.1%。20代が1番高く91.0%、40代でも60.5%となっています。
ソーシャルメディア(サービスごと)の利用率では、
- LINE
- Google+
- mixi
- Mobage
- GREE
というランキングとなっています。LINEは昨年度に対し2倍も利用率が増えており、勢いが伺えます。
ちなみにインターネットコムと NTTコム リサーチの登録者数調査では
- LINE
- mixi
- Google+
- Mobage
- GREE
というちょっと違った結果になっています。(こっちの方が実感値に近いですよね!)
では世代別ではどうなっているのかと言うと、Twitterの利用頻度が一番高い世代は、15-19歳が50.1%。一方でfacebookは20-29歳で42.9%。1位のLINEは15-19歳で63.1%だそうです。facebookはちょっとお姉さん・お兄さん向けという結果になっています。どうですか?
企業が運営するSNSの代表格、Twitterとfacebookの違いって?
すでににたくさんの企業が集客のためにTwitter・facebookをマーケティングツールとして利用しているのですが、ここで「Twitter」と「facebook」にどんな差があるかを考えてみましょう。
▼先日こんなおもしろいアンケート調査がありました。
facebook・LINE・Twitter、やめるならどれ?調査
上記のアンケート結果では、なんと20代はfacebookをやめてもいいと言っています。先に述べたfacebookだけ利用者の層が違うように「facebook」は若年層の人気がなくなってきています。
2013年11月の調査結果では、10代のアクティブユーザーが日本では12%減少したそうです。※1
また、2011年以来、米国では実に約1,100万人の若者がフェイスブックを利用しなくなったという調査結果もあるほど、さまざまなところで「facebookの若者離れ」が報告されています。※2
一方で、過去3年間では55歳以上のユーザー層が80%も増加するなど中高年ユーザーが活発にfacebookを楽しんでいることも分かっています。※3
このように、当初は若者の間で人気が爆発したfacebookも、今では55歳以上のユーザーの方が楽しんでいるという「変化」が生じてきており、Twitterとの違いも同時に生まれています。ここでさらに両サービスの違いを明らかにしていきましょう。
Twitterユーザーは平均6個以上の企業アカウントをフォローしているそうですが※4、Twitterで企業アカウントをフォローしているユーザーは、全体の21%だそうです。※5
反対にfacebookでは、1個以上の企業ページにいいね!をしているユーザーは全体の67.5%にのぼります。10~49ページのユーザーが21.5%もいるのはかなり驚きです。※6
facebookのユーザーの方が企業ページに抵抗なくいいね!しているのかもしれませんね。(いいね!でできる診断系コンテンツなどの影響もあると思います)
あとは、Twitterでは誰がどの企業アカウントをフォローしていても、タイムライン上には表示されませんが、facebookでは誰がどの企業ページをいいね!したかタイムラインに表示されるので、いいね!してくれた方の友達の目にも触れるというのは大きいですよね。
※上記のアンケートは別々の会社が独自に調査したものなので、あくまでも参考程度に比較してください。
まずは1つのSNSに注力してやってみよう
「若者向けに一生懸命facebookを頑張っているつもりが…あれ?」なんてことや、「中高年はfacebookはしないだろうという固定概念で今まで更新したことなかった…。」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、SNSを手広くやった方が手っ取り早く間口を広げることができますし、全て割合での話なので、今までのSNS運用に満足している方にはあまり関係ない話かもしれません。色々と手一杯になっている方や、これからSNS運用を始める方は、是非ターゲットとなるユーザー層も計画に入れてみてはいかがでしょうか?
まずは自社の顧客像にぴたりと合いそうなSNSに注力して更新してみるのも良いかもしれませんね。
▼参照元ホームページ
※1)やはり進んでいる若者のフェイスブック離れ友人関係まで親に筒抜けのSNSにそっぽ
※2)フェイスブック、世界中で「若者離れ」 「おじさん世代」のSNSになってしまうのか
※3)Facebookは親の監視ツールか–増加する中高年、ユーザー像の変遷
※5)Twitter企業アカウント運用担当者が知っておくべき10の事実
※6)いいね!しているFacebookページ数の平均は23.5個
よくわかりました。
一休さん
コメントありがとうございます!
僕は、FacebookとTwitter、両方たしなんでいますが、断然Facebookです。Twitterはつぶやきというより、ただの一人ごとにしか思えません。それに責任を持ってつぶやいている感じがあまりないのです。
一方、Facebookは顔も名前も公開されるので、投稿に責任を持たなくてはいけません。ルールのある自由です。