動画アプリ「Vine」とは?たった6秒?だけど女子中高生に大人気!

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 2012年10月に米Twitter社が買収した動画サービス「Vine」(ヴァインと読むらしいです)って知ってますか?

 スマホのアプリを使って6秒間の動画をショートムービーとして録画、それをTwitterでアップするサービスです。昨年末の2013年11月にスマホアプリがやっと日本語化されたぐらいなので、知っている人はあまりいないかもしれませんね。

 実は世界中ではこのVineが大ブレイク中!Android版のアプリもリリースされ、2013年8月時点で全世界のユーザー数は4,000万人を突破!あのInstagramの投稿数を超えたとも言われている人気急上昇中のサービスなのです。

 日本ではまだまだ?…いえいえいえ実はこの「Vine」、すでに日本の女子中高生の間で大ブレイク中。さすが世界トレンドの最先端を突っ走る日本の女子高生(笑)。。。なかでも「Reika Ozekiさん」という女子高生が、いま世界中から注目されています!

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世界のネット文化は日本の女子中高生が作っている?!

 この「Reika Ozeki」さん、何が人気を集めているかというと、その笑いのセンスが半端なく神がかっている点。今大ブレイク中の動画生配信サービス「ツイキャス」のほうでも大人気!Youtubeでまとめ動画ページできていたり、Reikaさんのまねをする海外のユーザーが続出するなど、すでにVineを代表するワールドエンターテイナー状態w。

 動画をアップすると、Vineと連動しているTwitterのツイートが1,000RTsされるのはあたりまえ。特に「彼氏とディズニーVS友達とディズニー」はお勧めです!

 ▼彼氏とディズニーVS友達とディズニー

▼驚かされたとき 彼氏の前でVS友達の前で

 

 Vineの動画は6秒間、いわゆる「一発芸」や「一発ギャグ」をやるのにピッタリ!日本のお笑い文化(世界にもあるのかなw?)にフィットしているのが人気の秘密かもしれません。

 Vineは、同じショートムービーサービスのInstagram動画に一時期、押され気味でしたが「Reika Ozeki」さんのおかげ?で一発逆転ってところでしょうか。というより、女子高生のキャラによって使うツールが分かれたのかもしれませんね。オサレな雰囲気を持つInstagram動画は「トイカメラ大好き写ガール系」Vineは「お笑い系女子?」といったところでしょうか(笑。。。。

 

Twitterとの連携であっというまに拡散!

 使い勝手も非常によく、シンプルでカンタン。Twitterとの連携がバッチリなので、Vineで撮った動画をツイート。内容がおもしろいければ、あっという間にリツイートされ、またたく間に拡散されるというしかけです。

 ゲームと一緒で「いくらいいプラットフォームがあっても、コンテンツが面白くないとブレイクしない」という点もこのVineから学べますね。

 

キーワードは、制限する事で生まれる「シンプル」&「お手軽」

 今まで動画といえば、お父さんが子供の運動会を撮ってじっくり編集。。。というのが定番でしたが、ネックになっていたのが「編集」という工程。ハイスペックのPCはいるわ、時間はかかるはで、気軽にだれでもというわけにはいきませんでした。

 Vineはまさに「ま逆」からのアプローチ!今までの動画にあった「機材を選ぶ」「編集が重い」「時間がかかる」というネックを「6秒間しか録画できない」という逆転の発想で、オールクリアしちゃったことが大ブレイクの一番大きな理由でしょう。

 Twitterのが持つ「140文字しか書けないという制限がメリット」という考え方とまったく同じ。6秒間の動画ならシェアするにも気軽にできます。スマホ+Twitterの組み合わせが人気なように、Vineに人気がでたのも当然のことなのかもしれませんね。

 

スマホアプリのインターフェイスもめちゃくちゃおしゃれ~!カラフル&今流行のフラットデザインは、シンプルで直感的な操作性バツグンです。

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 たった6秒の動画だからといって、雑に撮ってポイッとアップロードしているかと思えば、そんな事はまったく無し。逆にかなり手の込んだ密度の高い動画勢ぞろい!

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 オリンピックウィークならではの「聖火台で紙切れを燃やしてみよう!」的なw作品や、

 

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 パラパラ漫画風で「コマ撮りに時間かかってるだろうな~」という、もはやここまでくるとアート作品の域。。。

 

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 おまけに、テンガロハットをかぶった謎のメキシンカンまで登場(爆!そこまで仕込むか(笑。。。

 

日本でも企業がマーケティングツールとして使い始めた?

6秒で伝える「ブランドイメージ」

 

 有名建築家の寺田尚樹さんが手がけている建築模型 「テラダモケイ」を使用したアニメーション。通勤や仕事中など日常のワンシーンに、ポカリを飲んで少し癒される。そんな共感性の高く、おしゃれなミニムービー。

 ポカリスエットの商品コンセプトである「日常の渇きと、それを潤すポカリスエット。」をvineを使ってたった6秒の動画にまとめることで、より強烈にブランドイメージをアピールできているような気がします。

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 ポカリスエットの「ほかと少しだけ違う感」がプロモーション全体を通してよく出てるな~と。Vineを使うという事自体が「ポカリスエット」のブランディングを高めている好例ですね。

 

新たなCGM。写真の次は動画を共有!

 Cookpadのようなレシピをユーザーが載せて初めてコンテンツが生まれるような消費者が内容を産むサイトのことを「Consumer Generated Media=(CGM:コンテンツ・ジェネレイティッド・メディア)」と言います。今までのCGMは、会員ユーザによる口コミや写真投稿などが主体でしたが、Vineの登場により、これからは消費者が投稿する動画が企業ページのコンテンツになるかも?!

 こちらは2013年7~8月に開催されていたLAWSONさんの商品「フローズンスイーツ」のVineコンテストキャンペーン。消費者自身がLAWSONのフローズンスイーツを使用して自由に動画を作成し、応募するというもの。最優秀賞はWebCMに使用されるという特典付き!

 LAWSONさんは、元々ローソンクルーのあきこちゃんというキャラを使って、Facebook、Twitter、PinterestなどなどSNSを使ったプロモーションに超積極的な企業さんなので、Vineのブレイクにも当然飛びついてますw

 Vineを始めとするSNSを使ったプロモーションは、一方通行の発信しかできない通常のテレビCMとは異なり、最初から消費者とコミュニケーションするという前提で企画されるため、ファン層を作る/潜在層を顕在化させるという目的であれば、下手なマスプロモーションよりすばらしく効率のよい費用対効果が期待できます。

 また消費者側も「Vine」ならたった6秒間の動画を作成するだけでよいのですから「あ、私もやってみようかな」と思わせ(Vineを使ってみようという事が=キャンペーンに参加したくなる)、しかけかたも非常に有効だと思います。

 

まとめ:はたして日本に動画文化が根付くのか?

 従来、日本人は「写真」は好きだけど「動画」は苦手と思ってました。写真は「写る」という受動的行為、動画は自分から動かないと、ただの写真になってしまうwので必然的に「自らアピールが必要」とう能動的行為という、実は対極の性質を持っているからです。

 アピール欲求が高い外国人の方には動画はピッタリなので、海外先行で「Vine」がはやっているのだと思いますが、先日ご紹介した「ツイキャス」は、純国産のサービス。。。。

 これはどう分析したらいいんでしょうかね?もしかすると、日本の今の10代は、動画が苦手という従来の日本人感覚とは、まったく違った感覚が芽生えてるのかも?※Vineをバリバリ使いこなしているもの高校生だし。。。

  いずれにしても、動画という表現方法は今後も、拡大し続けていくのは確実で、今まで見たこともなかった笑いや、楽しみ、感動を与えてくれる可能性というのは、この「動画」が一番潜在パフォーマンスを持っているのは間違いないので、Twitter+Vineの今後はホント要チェックですよ!

 

※日本の10代が使いこなし大流行しているコチラのネットサービスも要チェック!

 

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