今年も師走と言われるような時期がやってきましたが、みなさんにとって、2014年のWEB集客・SEOはいかがだったでしょうか?今年も検索エンジンの王様:Googleはたくさんのアップデートを重ね、外部リンク頼りのSEO業者はかなり痛手をくらったというような話も聞いています。
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2015年はそんな2014年のアップデートも踏まえて、SEOの準備・方針の策定を考える必要があると思います。
2014年、Googleはどこを重視するようになり、どのようなアップデートを起こしたのか?という変更点・ポイントを再確認です!ここをチェックすることで、2015年にしっかりとした準備を行うことをお勧めします。
▼今回の目次です
- 2014年のSEO振り返り
- 2014年のGoogleアップデート・アルゴリズム変動一覧
- 2015年のSEO対策
- 2015年もSEOは有効です
2014年のSEO振り返り
さて今年一年間のGoogleの変化を大きく振り返ってみましょう。「2014年は、穏やかだけどGoogleの姿勢がはっきりした年」だったなぁと個人的に思います。
それは、いままでの外部リンクに頼った施策の衰退といわゆるテクニックで「稼ぐ」ことのみを目的にしたサイトを一網打尽にした「ペンギンアップデート」、「ペイデイローンアルゴリズム」に感じられたからです。
まずは、全体の動きを見ていきたいと思います。私がよく見ているNAMAZから見ていきます。
見ていただくと、全体的には落ち着いているといえます。8月の大きな変動については、内容が発表されていない。そして落ちたものの多くは、戻っているという現象を考えると、2014年大きく動いたのは、
- 2014年5月・・・パンダアップデート
- 2014年10月~12月・・・ペンギンアップデート
この2つだと言えます。パンダ、ペンギン、こちらのアップデートはもうお馴染みだと思います、しかし、それでもこれだけ変動するということは、それだけ対象になるようなスパム判定サイトがまだまだ存在しているということですね。
続いて今年の一年間のアルゴリズムの変更などを紹介していきたいと思います。
2014年のGoogleアップデート・アルゴリズム変動一覧
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その他今年Googleが実施した主なアップデート、導入したアルゴリズムは以下の通りです。
- 2014年2月 トップヘビーアルゴリズム
- 2014年6月 ペイデイローンアップデート
- 2014年9月 パンダアップデート
- 2014年10月 ペンギンアップデート
- 2014年12月 ピジョンアップデート
※これ以上に細かいアップデートは日々あります。
これらを見ていただくと、わかることがあります。最初の3回は、広告を多く配置することでの『トップヘビーアルゴリズム』、儲かる系キーワードへの特定範囲アップデート『ペイデイローンアップデート』という並びです。
そしてそこから、ペナルティ排除の「パンダアップデート」・「ペンギンアップデート」。
最後に「ピジョンアップデート」、これは検索のユーザビリティを高めるためのアップデートです。
つまり、Googleのやりたいことは、
ユーザビリティを無視して無理に儲けようとする人・稼ごうとする人はNG!
逆に正しいWEBサイト構築をしている人は、ピジョンアップデートでしっかりビッグワードでも表示
これが私が感じた2014年のトピックスです。
2015年のSEO対策
さて、それでは2015年のSEO対策はどうしたら良いのでしょうか。今までのSEOは、「ビッグワードを目指す」「外部リンクを使用して、無理にあげる」ということを中心にSEOを考えていた方が多いと思います。
そして一時期ロングテール対策というのも流行りました。スモールワードを中心に集客を狙うというものです。しかし実際に成功された方はごくわずかだと思います。
私が考えられる2015年のSEOのテーマを発表します。
「マッチングSEO」
当たり前すぎることだと感じられるかもしれません(^^;)しかしここが一番大切だと思うのです。安易に、キーワードベースでスモールワードだからとるという感覚はもういらないと思うのです。しっかりと商品の特性・サービスの他社差別化ポイントを明確化にして、それを検索ワードと結びつけるのです。
そしてしっかりと合う人に、シェアやツイートなど自然的な拡散をしてもらい、そこから自然発生をするリンクを狙うべきだと思うのです。
なので、2015年に入る前にやっていただきたいSEO準備は、
- 自社サービス・自社のSWOT分析
- 類義語辞典などを使用したキーワード選定
- 2.のキーワードに合わせたコンテンツの準備
- ソーシャル・スマホ対応
です!
2015年もSEOは有効です
そもそもSEOは2015年も有効なのでしょうか?と思っている方も多いと思います。私はまだまだ有効、かつ、チャンスだと思っています。
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いまユーザーのデバイスも増え、環境も様々に増えてきていますが、しっかりと対応を行う=集客の間口が狭まらないということだと思います。
もし通販をしたい場合に、購入量ではAmazonや楽天などのプラットフォームを持っている会社には負けるかもしれません。しかしどんなプレゼントがいいのだろう?という疑問があった場合、いまだに頼るのはGoogleの検索結果ではないでしょうか。
一度視点を切り替えて、ただ「○○ 通販」であげたいのではなく、○○という商品にはどんな魅力があって、それをどう伝えるべきなのか?というところに立ち返って施策を始めてみましょう。