そのキーワードで大丈夫?SEOで重要なキーワード選びも「スマホ」を意識しよう

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 WEB担当者の皆さん!2015年のSEO対策の方向性は決まりましたか?なんて言うと、少し重たいですが…。たまには「キーワード選定方法」について本気出して考えてみませんか?SEO対策においてもとっても重要なキーワード選び。絶対に間違いたくないあなたへ、少しだけ目線を変えるお手伝いをいたします。

画像参照元:Google モバイル:さがそう。「二人の夏休み」

 今回のこの記事をご覧いただくにあたって、1つだけ先に頭に入れておいてほしいことがあります。あなたのWEBサイトに来ている人たちが使用しているのは、ずばり「スマホ」がほとんどでしょうか?それともPCでしょうか?どんなキーワードで1番人が来ていますか?まだ把握していない方は、まずはGoogleウェブマスターツールなどのアクセス解析ツールでチェックしてみてください。

▼今回の目次です

  • 検索キーワードのトレンドはどんどん変化しています
  • そのビッグキーワードでいつまでも施策していて大丈夫?
  • 「話し言葉」検索する人こそ絶対取りこぼさない
  • まとめ:スマホ時代のSEO対策だからこそ大切にしたいこと

 

検索キーワードのトレンドはどんどん変化しています

突然ですが、皆さんは「健康食品」というキーワードで検索する人は、毎年増えていると思いますか?減っていると思いますか?

実は、「健康食品」というキーワードで検索する人は、下記のトレンドグラフが示す通り、2005年に比べ約10分の1になっています。

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 このように「健康食品」を検索する人は、大幅に減少していますが、その一方で、健康ブームはますます盛り上がっていますよね。

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画像参照元:健康食品市場に関する調査結果 2013

これは、健康食品のブームが過ぎ去ったということではなく、「大きなキーワード」で検索する人が「どんどん少なくなっている」ということです。実際に、「血圧 下げる 食べ物」と検索する人の方が「健康食品」と検索する人の7倍ほどいます。

ご自身が検索する場合でも、単語を2~3語組み合わせる「複合語」を使うシーンが多くなってきているのではないでしょうか。

そのビッグキーワードでいつまでも施策していて大丈夫?

先ほどの血圧の話の続きになりますが、 「薬を飲んでも血圧が下がらない」 という検索キーワードは月間で約90回検索されています。

ほかにも、「薬を飲まずに高血圧を治す」「血圧の薬を飲んでも下がらない」「高血圧を下げるサプリメント」「血圧を下げるためには」なども全て一定の検索数があるキーワードです。

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1つ1つの検索数は少なくても、すべてを合わせると、バカにできない検索数になってきますよね。このように検索キーワードがどんどん「話し言葉」化してきています。

「水圧で空を飛ぶ」とスマホの音声検索を使用したGoogleアプリのCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

逆に、最初に例で示した「健康食品」などのビッグワードで検索している人はどんどん減少しています。いつまでもビッグワードにこだわる必要はあるのでしょうか?

「話し言葉」検索する人こそ絶対取りこぼさない

2015/1/29現在、このブログで一番人気なのが、女子中高生の間で流行っている「ツイキャス」とは一体どんなサービス?というエントリーです。このエントリーにたどり着いた人たちはどんなキーワードで検索しているのか?というと、1番多いのは「ツイキャスとは」というキーワードなのですが、以下のように続いて行きます。

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「ツイキャスってなに?」「ツイキャスって?」「ツイキャスって何?」など、まるで自分の親に質問するような「話し言葉」で検索している人がかなりたくさんいることが分かってきます。

これは先ほど説明した「スマホの音声検索」の影響が非常に大きくなってきています。

例えば、「新宿 居酒屋」という大きなワードにばかりとらわれていると、「新宿で個室がある居酒屋」や「新宿で美味しい焼き鳥屋」などの細かな話し言葉ワードを取りこぼすことになります。本当は個室と焼き鳥が売りなのに、「新宿 居酒屋」にばかり注力していると、お客さんとなり得る人があなたのお店を見つけるのは至難の業です。

※ちなみに、今挙げたワードで検索してみると、検索結果は全て異なるものになります。

「りんごを」と打つだけで、予測変換に「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか」と表示されるくらいです。

まとめ:スマホ時代のSEO対策だからこそ大切にしたいこと

ほんの数年前までは、スペースは1個使うくらいの検索キーワードが主流でした。実際、それ以上の複雑な検索にGoogleも対応できていない状態でした。

ですが、今は世界の人口の何倍も多くのWEBサイトが生まれ、さらに、Googleの検索能力も向上しています。そして、1番重要なのは、探す人の能力もどんどん向上しているということです。

「新宿 居酒屋」だなんて曖昧な検索はもうしません。「新宿で大人数で楽しめる居酒屋」という検索キーワードにも、Googleは正確な答えを出してきます。

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画像参照元:Google 音声検索

そして、スマートフォンを持つ人が増えてきているので、外出先でも気軽に検索できるようになりました。現に、このブログに訪れる人の78%が携帯・タブレットという状況です。しかも、わざわざタイピングしなくても、しゃべるだけで検索できる時代です。

そんな時代に「ビッグキーワード至上主義」を貫いている場合ではありません。WEBサイトの向こう側の人、お客様がどんな言葉で検索するのか?を想像してSEO対策を練り直してみましょう。

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